【Advent Calendar2020】楽曲ブログ(12/05 Sat.)
みなさん、こんにちは!
こちらはなまおじ(@namaozi) さん主催「楽曲オタク Advent Calendar」の5日目の記事です。
去年も空きが生まれていたので参加させていただいたのですが、5日目となると前回の13日目とはまた違った感覚がしますね。
エントリー時は2020年(下半期)の楽曲10選にしようかなと思っていたのですが、12月のリリースもまだまだ残っているのでそれは追々書こうかなと路線変更しました。
となると何を書くのかですが、今回は思い切ってアニソン*1以外の楽曲から選曲したいと思います。
また御触書というかなんというかなのですが、筆者は音感もほとんどなければ音楽理論にも疎いため、分析や専門的説明は期待できません。終始感想文みたいな感じですが、お付き合いいただけるとありがたいです。
それでは、始めていきたいと思います。
あくびをすれば / フレンズ
フレンズ「あくびをすれば」 / 読売テレビ・日本テレビ系TVアニメ『ハクション大魔王2020』エンディングテーマ
初っ端からアニソンじゃないか!といわれると本当にその通りなのですが、そこはどうか汲み取っていただけると幸いです。
ディスコやヒップホップとはまた違うシンプルなバンドサウンドの中にも各楽器の魅力が詰まっているなと感じています。
また、曲の長さが2分43秒と短めであることも特筆すべき点だと思います。潔さもそうですが、短い分繰り返し聴きたくなります。
明るくて優しい歌詞もじんわり来るものがあって、まさに国民的アニメのEDにぴったりだなと思いました(映像もあたたかくてよかったです)
タイトルの「あくび」はもちろんですけど、歌詞の「アクション!」って「ハクション!」ってことなんですかね?(さっき気づいた)
Down Town / Blue Vintage
続いてはJ.SpeaksとTaigaの個性的な二人からなるユニットBlue Vintageのアルバム『GOLD』に収録されている「Down Town」という楽曲です。
作詞はアーティスト本人たちが、作編曲はJazzin'parkのお二人(久保田真悟さん、栗原暁さん)が共作で担当されています。
アレンジが非常に多彩で、一曲通して聴くことでたくさんの変化を楽しめるのではないかと思います。
中でもとりわけラスサビ前の”アレ”や03:46からの下降浮遊感がたまりません。
生き生きした街角の情景が浮かんでくる歌詞とそこでの暮らしの爽快感が感じられる素敵な一曲です。
Drink, Pray, Love! / ゆいにしお
ゆいにしお「Drink, Pray, Love!」Official Music Video
次は"渋谷系"シンガー・ソングライター”ゆいにしお”の2ndミニ・アルバム『She is Feelin' Good』より「Drink, Pray, Love!」です。
作詞・作曲はゆいにしおさん本人が、編曲は水口浩次担当されています。
ゆいにしおさんの半透明な歌声と楽曲の心地よいサウンドがマッチして深みを増しているように感じます。
間合いの近づいたり遠ざかったりする感じがゆったり感を引き立てているところがとても良いなと思っています。
ちなみに、ゆいにしおさんは伊藤美来さんに「hello new pink」の楽曲提供(作詞・作曲)をなさっています(こちらも編曲は水口浩次さんです)
EVER / EOW
EVER - EOW(Official Music Video)
4曲目はEOW(エオ)の「EVER」です。
以前このブログでEOWの「TAWAKE」を紹介したことがありますが、今年のリリースも豊富で良い曲がたくさん出ました。
EOWは6人組バンドでSax&EWIがいるのが珍しいポイントかなと思います。
暗い重たい歌詞から始まるものの、サビに入るとそんな塞ぎ込む気持ちや鬱屈を吹き飛ばすようなかなりダンサブルな楽曲になっています。
低音の響きや鍵盤の飾りつけるような音色からお洒落応援歌って感じがしています。
あと”Bluetooth繋いで朝まで バカになったって死にゃしない”って歌詞が好きです。
余談ですが筆者はnZkとは別の入り口からEOWを知ったので、nZkにボーカルのLacoさんが関わっていたことをさっき知ってちょっと驚いています。
Nurse and Singer / Nyarons & ましのみ
「Nurse and Singer」Short Ver. Mashinomi & Nyarons (ましのみ & にゃーろんず)
5曲目はシンガー・ソングライター“ましのみ”と、コンポーザーのbassyとヴォーカリストのchikaによるネット系エレクトロ・ポップ・ユニット“Nyarons”(にゃーろんず)のコラボシングル「Nurse and Singer」です。
こちらはサウンドはもちろんですが、ぜひ歌詞にも注目していただければと思います。
この楽曲は歌詞をchika、ましのみ、bassyが手掛けており(作編曲はbassy)、タイトルにあるようにシンガーである傍ら看護師としてもはたらくchikaとシンガーのましのみの想いがありありと綴られています。
温かい歌詞と生々しさのある歌詞の両面を一方は医療シーンから、もう一方はひとりのミュージシャンとして具体的に描写しており、「ひとを救う」彼女たちのリアルな声に改めて気付かされます。
歌詞は聴き取るのも良いですが文字として見るとより印象的です。
もう一つのコラボシングルもめちゃくちゃカッコイイので良かったら是非
It's a Moot Point / Melanie Faye
Melanie Faye - It's A Moot Point (Official Audio)
ここでいきなり洋楽になってしまうのですが、続いて紹介するのはMelanie Fayeの楽曲「It's a Moot Point」です。
Melanie Fayeさんは弾き語り動画がSNSで拡散され、世界中で最も注目されるギタリストとなりました(自分が知るきっかけもTwitterでした)
筆者はギターの演奏経験がないのですが、彼女に実力があることは見ていて(聴いていて)わかる気がします。
Melanie Faye Demos The Player Series Stratocaster® | Fender
ざらめ、綿飴 / daisansei
daisansei - ざらめ、綿飴(Official Music Video)
7曲目は男女5人組のポップバンド、daisanseiの4ヵ月連続デジタルシングル第4弾「ざらめ、綿飴」です。
情景描写の表現がたくさん散りばめられていて、楽曲の世界に入り込んでいくような歌詞が胸に残るなと思いました。
また、ボーカルの安宅さんの歌い方がクセになります。ちなみに、daisanseiではボーカルの安宅さんが作詞作曲をされています(くるりの影響を受けているとのこと)
サビの「ね」で落ち着けるところがやはり一番好きなところです。
daisanseiの他の楽曲もまたぜひ聴いてみてください。
誰かが夜を描いたとして / cadode
cadode - 誰かが夜を描いたとして(Music Video)
今年で最も大きな出来事のひとつに間違いなくcadodeとの出会いが挙げられます。
また、今年はラジオがスタートしたり、アニソン派vol.3でライブ歌唱があったりといろんな場面でcadodeの活動に触れることができた一年でもありました。
続々とリリースされる楽曲たちも、どれもが本当に良い曲で毎回驚いています。
どの曲も好きなのでどれを選ぶか迷ったのですが、最新曲ということもあり「誰かが夜を描いたとして」を選びました。
「夜を描く」とはどういうことかは人それぞれですが、夜特有の自問を繰り返しながら気持ちを確かめたり、普段は抑え込まれていた感情が膨らんだりするのは誰にでもあるのかなと思いました。
個人的には「姿かたちだけ似せてるだけの痛みだろ」というフレーズが刺さっています。どこまで本気になれるのか、自分自身でさえもわかっていないなと思う場面をここまでぴったりと当てはまる歌詞で見つけたのは初めてなんじゃないかなと感じました。
作曲担当のebaさんの独自のサウンドとkoshiさんの詞や歌声の化学反応に加え、MVも合わさって”cadode Music”が生まれているなと思います。
この楽曲では人物の描写もそうですが、冒頭の楽曲タイトルがサウンドに合わせて画面に現れるところがかっこよくてお気に入りの画です。
よろしければcadodeの他の楽曲もぜひ聴いてみてください。
ライブハウスで会おうぜ / ハンブレッダーズ
ハンブレッダーズ「ライブハウスで会おうぜ」Music Video
ラストはハンブレッダーズの「ライブハウスで会おうぜ」です。ハンブレッダーズは今年の2月にメジャーデビューをした大阪出身の3人組ロックバンドなのですが、この曲は感染拡大防止措置のためにライブが延期になったそんな状況下で急遽制作されました。
タイトルはリスナーに呼びかけるような言葉になっていますが、リスナーに向けてのメッセージに限らず、冒頭の歌詞はハンブレッダーズのライブハウスでの思い出やライブへのまっすぐな想いが溢れていて、聴くたびあたたかさが沁みてきます。
ボーカルのムツムロアキラさんの書く等身大の歌詞がめちゃくちゃ胸に刺さります。
また、MVに大阪のライブハウスの風景が映されているのも感動的だなと思いました。
以上でこの記事を終わりにしたいと思います。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました!
あとがき(?)
早いものでもう今年も12月に入ってしまいましたね。
みなさんにとってこの一年はいかがだったでしょうか?
個人的にはDIALOGUE+JAMにアニソン派、初のサーキット型フェス(天体の音楽会vol.3)、初の声優さんのお渡し会など、オフライン(?)・オンライン共にいろいろとイベントを楽しめた一年だったなと感じています。
また、ライブ以外にも映画やASMR動画にツイキャス、カップルYouTuberのチャンネル(なんで?)と多様なものに触れた一年でもありました。
来年は新年早々DIALOGUE+PARTY2021「ぼくたちの現在地」、2月にはアニソン派がそれぞれ開催予定となっており、ワクワクに底がないな~と感じています。
※DIALOGUE+「ぼくたちの現在地」は先行抽選は終わってしまったものの、ZAIKOにて配信(アーカイブ有)も行われるので是非。
(↓↓↓↓全曲ライブが1000円という破格の値段設定になっています!)
2020年下半期10選が書き終わったときには、そっちもよかったら読んでいただけると嬉しいです。
それでは!
*1:ここでいうアニソンはノンタイアップを含む広義の?アニソンです